OBSで縦型配信をする方法(YouTubeショートの縦配信・TikTok LIVE)

分類:配信・録画の困りごと 公開:2026/10/28 更新:2026/10/28

OBSで、スマホの画面いっぱいに映る縦型の配信をする方法です。OBSで縦型にするには、映像の設定で、配信の画面そのもの(キャンバス)を縦長の1080x1920にします。あとは、ソースを縦の画面に収め直して、配信先に送ります。YouTubeとTikTokでは、縦型の扱いや配信できる条件が違うため、配信先ごとに分けて見ていきます。

このページで扱うこと

  • OBSの画面を縦長(1080x1920)にしたい
  • 縦にしたら、ゲーム画面やカメラがはみ出す・小さくなる
  • 横の配信と縦の配信で、設定を切り替えて使いたい
  • YouTubeで、ショートのフィードに出る縦型のライブ配信をしたい
  • TikTok LIVEに、パソコンから配信したい

YouTubeの配信そのものが始まらない場合は、YouTubeの配信が始まらないときのページを見てください。縦にしたら文字がぼやける場合は、画質が悪い・文字がぼやけるときのページにまとめています。

画面の名前と文言は、OBS Studio 30以降の日本語表示と、YouTubeヘルプ・TikTokヘルプの日本語の表記に合わせています。版によって名前や場所が少し違うことがあります。

まず確かめること(30秒でできる確認)

  1. 配信先でライブ配信ができる状態か。YouTubeヘルプでは、ライブ配信にはチャンネルの確認と、過去90日間にライブ配信の制限を受けていないこと、16歳以上であることが必要とされています。TikTokヘルプでは、LIVEを配信できるのは18歳以上で、フォロワーが1,000人以上の人とされています(地域によって違うことがあります)。
  2. 今の解像度を控える。設定 → 映像 の「基本 (キャンバス) 解像度」と「出力 (スケーリング) 解像度」を控えておくと、横に戻すときに迷いません。
  3. 配信と録画を止めておく。配信や録画をしている間は、映像の設定を変えられません。OBSの画面にも「映像設定を変更するには出力を停止してください。」と出ます。
横型の1920x1080のキャンバスと、縦型の1080x1920のキャンバスを並べ、設定の映像で変える場所と、横長のゲーム画面を縦のキャンバスに置いたときの見え方を示した図
横型と縦型のキャンバス。オレンジの番号は、このページの説明の番号です。

縦型配信の設定(順番に)

1. 縦型用のプロファイルとシーンコレクションを作る

解像度などの映像の設定は、OBSの「プロファイル」ごとに保存されます。横の配信も続けるなら、縦型用のプロファイルを別に作っておくと、メニューから選ぶだけで切り替えられます。

2. キャンバスを1080x1920にする

縦型用のプロファイルを選んだ状態で、設定 → 映像 を開き、次のように入れます。解像度は、一覧にない数字も「幅x高さ」の形で打ち込めます。

項目入れる値
基本 (キャンバス) 解像度1080x1920
出力 (スケーリング) 解像度1080x1920(回線や負荷を抑えたいときは720x1280)

入れると、欄の横に「アスペクト比 9:16」と出ます。出力の解像度は、キャンバスと同じ縦横の比率にします。比率が違うと、映像が縦や横に引き延ばされます。解像度を下げたときの見え方とビットレートは、画質のページの1とビットレートの目安のページで扱っています。

3. ソースを縦の画面に収め直す

キャンバスを縦にすると、横のときに置いたソースは、はみ出したり片寄ったりします。プレビューでソースを右クリックし、変換 → 画面に合わせる を選ぶと、縦横の比率を保ったまま、縦の画面の中に収まります。変換 → 画面に引き延ばして置く は、画面いっぱいに広げますが、比率が変わるため、横長のゲーム画面は縦に引き延ばされて見えます。

横長のゲーム画面を縦のキャンバスに「画面に合わせる」で置くと、上下に空きができます。空いたところには、Webカメラやコメントのブラウザソースを置けます。縦に置いたカメラの映像が横向きに映るときは、変換 → 時計回りに 90 度回転 で向きを直します。

4. YouTubeに縦型で配信する

YouTubeへの送り方は、横の配信と同じです。設定 → 配信 のサービスとストリームキーの入れ方は、YouTubeの配信が始まらないときのページの2にまとめています。

YouTubeヘルプでは、縦長(幅よりも高さのほうが長い)のライブ配信は、モバイルの視聴者に全画面で表示されるとされています。ショートを見ている人の画面にも出るため、チャンネル登録者ではない人にも見つけてもらえます。縦型のライブ配信には、YouTubeヘルプに次の決まりがあります。

5. 横の配信から、YouTubeに縦型も作らせる(デュアル ストリーム)

OBSは横型のままにして、縦型はYouTubeに作らせる方法もあります。YouTubeヘルプでは、ライブ管理画面から配信すると、初めの設定で横向き(16:9)と縦向き(9:16)の両方が同時に配信されるとされています。縦向きは、横向きの中央を切り抜いた映像です。

縦向きの映像を自分で作って送る場合、YouTubeヘルプでは、ライブ管理画面の ストリーム タブで、縦向きのプレビューの「自動」から「エンコーダ」を選び、RTMP(S)にして、縦向きの配信に使う2つ目のストリームキーを選ぶ手順になっています。OBSの「配信」の設定に入れられるストリームキーは1つなので、横と縦を別々に送るには、横と縦で別の送り出しが要ります。

6. TikTok LIVEに配信する

TikTokヘルプでは、LIVEを配信できるのは、18歳以上で、フォロワーが1,000人以上の人とされています(地域によって違うことがあります)。条件を満たしていない場合は、パソコンからでも配信を始められません。

TikTokがパソコンからの配信向けに出している公式のソフトは「LIVE Studio」です。TikTokのダウンロードページでは、LIVE StudioはOBSと機能が似ていて、TikTokにログインして使うソフトと説明されています。Mac版はmacOS 12.0以降が必要です。

OBSの 設定 → 配信 の「サービス」の一覧には、TikTokはありません。TikTokの画面でサーバーとストリームキーが示されている場合は、「サービス」を「カスタム...」にして、「サーバー」と「ストリームキー」にそれぞれ入れます。TikTokヘルプには、OBSで使うストリームキーの出し方の案内は見当たりません(2026年10月の時点)。

確かめる順番

どこに配信するか、横の配信も続けるかで、設定する場所が分かれます。次の図の順に見てください。

横の配信も続けるか、YouTubeかTikTokか、YouTubeで横と縦を同時に出すかで、プロファイル、キャンバスの解像度、デュアル ストリーム、TikTokの条件のどれを見るかを分けた流れ図
確かめる順番。かっこの中の数字は、このページの「縦型配信の設定」の番号です。

それでも直らないとき

よくある質問

縦型の解像度は1080x1920でないといけませんか。

縦と横の比率が9:16なら、720x1280でも縦型になります。キャンバスを1080x1920にして、出力の解像度だけを720x1280に下げることもできます。

配信の途中で、横から縦に切り替えられますか。

できません。OBSでは、配信や録画をしている間は映像の設定を変えられません。YouTubeのデュアル ストリームも、ライブ配信を始めたあとに縦向きを足すことはできません。

横の配信と縦の配信を、毎回設定し直すのが手間です。

縦型用のプロファイルとシーンコレクションを作っておくと、メニューから選ぶだけで切り替えられます。映像や配信の設定はプロファイルに、シーンとソースはシーンコレクションに保存されます。