ビンゴ大会の景品の選び方と予算配分

ビンゴ大会でいちばん揉めるのは、進行ではなく景品です。「1等だけ豪華で、あとは何ももらえなかった」という不満は、当日ではなく景品を買う段階で決まっています。人数と予算から逆算して組む手順をまとめました。

進行に使うカードはこちらで作れます

ビンゴカードを作る

最初に決めるのは「景品の山の形」

景品選びを個別の商品から考え始めると、必ず途中で予算が合わなくなります。先に決めるべきなのは、賞品全体をどういう形に配るかという方針です。大きく2つあります。

どちらが正解ということはなく、その会が何のために開かれているかで決まります。取引先や新入社員が混ざる会、家族や子どもが参加する会は、なだらか型のほうが失敗しません。気心の知れたメンバーだけの忘年会なら、とんがり型で一点賭けにしたほうが記憶に残ります。

迷ったときの判断基準:「外れた人が10人以上出るか」を数えてみてください。外れる人が二桁になる会でとんがり型を選ぶと、会場の大半が手持ち無沙汰になります。

人数と予算から配分を決める

形が決まったら、次は金額です。景品の総額は「参加人数 × 1人あたり単価」で見積もるのが実務的です。会費から出す場合は会費の2〜3割、会社の経費から出る場合は1人あたり1,000〜1,500円程度が、よく使われる目安になります。

実際の配分例を3パターン挙げます。金額は目安なので、地域や会の性格に合わせて上下させてください。

人数・予算配分の例行き渡る割合
20人 / 3万円
少人数・社内
1等 1万円 ×1本
2等 4,000円 ×2本
3等 1,500円 ×4本
参加賞 500円 ×12本
ほぼ全員
30人 / 2万円
予算が厳しい会
1等 7,000円 ×1本
2等 2,500円 ×2本
3等 1,000円 ×8本
約37%
50人 / 5万円
大人数・部署合同
1等 1.5万円 ×1本
2等 5,000円 ×2本
3等 2,000円 ×5本
参加賞 300円 ×42本
全員

表を見ると分かるとおり、参加賞を入れるかどうかで印象がまったく変わります。30人で予算2万円の例は、当たる人が11人しかいません。この場合は1等を5,000円に下げてでも、300円程度の参加賞を全員分入れたほうが、終わったときの空気は確実によくなります。

等級ごとの選び方

1等:写真に写るもの

1等は「金額が高いもの」ではなく「当たった瞬間が絵になるもの」で選びます。大きな箱、名前を知られているブランド、その場で開けて見せられるもの。同じ1万円でも、商品券より家電のほうが場は沸きます。逆に言えば、盛り上がりを金額で買おうとすると割高になります。

2等・3等:持ち帰れるかで決める

ここでいちばん多い失敗が「大きすぎて持って帰れない」です。電車で帰る人が多い会では、抱えないと運べないサイズの景品は喜ばれません。2等・3等は、鞄に入るか、袋を渡せば片手で持てる範囲に収めます。

参加賞:単価より数

参加賞は300〜500円で十分です。ここで重要なのは中身より「配り切れること」なので、人数より2〜3個多めに用意しておきます。当日の飛び入り参加は必ず発生します。

外しやすい景品の見分け方

次の条件に当てはまるものは、金額が高くても満足度が上がりにくい景品です。

逆に安定して外さないのは、誰の家にもあって必ず減るものです。日用品の詰め合わせ、コーヒーやお茶、タオル類、電子マネーのギフトコード。派手さはありませんが、不満が出ません。

目録・パネルを使うべきとき

1等が大型家電などで当日持ち帰れない場合は、目録とパネルにして、現物は後日発送にします。パネルにするかどうかは「その場で掲げて写真が撮れるか」で判断してください。掲げられるなら、現物がなくても盛り上がりは落ちません。

ただし目録を使うと、幹事側に「後日発送の手配」という仕事が残ります。会の翌日以降も動ける人が幹事をしているかどうかは、事前に確認しておいたほうがいいところです。

景品の数と当選確率を設計する

景品の本数が決まったら、それが何回ビンゴが出た時点で終わるかを逆算しておきます。ここを詰めずに始めると、景品が余ったまま時間切れになったり、逆に想定より早く全部出てしまって間延びしたりします。

  1. 景品の総本数を数えます。参加賞を除いた「ビンゴで当たる景品」の本数です。上の30人の例なら11本になります。
  2. 1本あたりの所要時間を見積もります。番号の呼び上げから景品を渡すまで、1本につきおよそ1〜2分かかります。11本なら15〜20分が目安です。
  3. 持ち時間に収まらない場合は本数を減らします。減らした分の予算は、1等を上げるか参加賞に回します。時間を延ばす方向で調整すると、その後のプログラムが押します。
  4. 順番の決め方を決めておきます。同時に複数人がビンゴした場合、どちらが上位の景品を取るかを事前に決めておかないと必ず止まります。ルーレットあみだくじをその場で回すのがいちばん早く、揉めません。

同時ビンゴが出たときの順番決めに

ルーレットを回す

当日の渡し方の段取り

景品は、買った時点ではなく渡し終えた時点で仕事が終わります。当日に発生しやすい詰まりを先につぶしておきます。

番号の呼び上げそのものの手順はビンゴ大会の進め方にまとめてあります。抽選機や紙のくじを用意しなくても、くじ引きツールで一度出た番号が二度出ない形で進められます。

いつ・どこで買うか

景品は「何を買うか」より「間に合うか」で失敗します。特に12月は配送が混み合い、通常より日数がかかります。逆算の目安は次のとおりです。

  1. 2週間前まで:1等と2等を確定させて発注します。ここが決まらないと配分全体が動きません。大型のものは在庫切れと納期遅延の両方が起きます。
  2. 1週間前まで:3等と参加賞をまとめて手配します。数が多い分、届いてから中身を数える時間も見ておきます。
  3. 3日前まで:全部届いているか確認します。ここで足りないものが見つかっても、まだ店頭で買い足せます。
  4. 前日:等級ごとに分けて袋詰めまで終わらせます。当日の朝に袋詰めを始めると、ほぼ間に合いません。

金券やギフトコードを混ぜておくと、届かなかったときの保険になります。当日でも用意でき、かさばらず、持ち帰りにも困りません。ただしこれだけで固めると印象が事務的になるので、目に見える現物と組み合わせるのが無難です。

経費で買うときに詰まりやすいところ

会社の経費から出す場合、買う前に確認しておくと後で困りません。

よくある質問

景品の予算は1人あたりいくらが相場ですか?

会費から出す場合は会費の2〜3割、会社の経費から出る場合は1人あたり1,000〜1,500円程度がよく使われる目安です。ただし総額よりも、参加賞まで行き渡らせるかどうかのほうが満足度への影響は大きくなります。

参加賞は必ず用意したほうがいいですか?

外れる人が10人以上出る会では、用意することをおすすめします。単価は300円程度で十分で、金額よりも「全員に何か渡った」という事実のほうが効きます。

同時にビンゴした人が複数出たらどうしますか?

事前に決め方を用意しておくのが唯一の対策です。その場でルーレットあみだくじを回して順番を決めれば、誰かの裁量にならないので納得が得られます。

子どもが参加する会で気をつけることは?

小さな部品を含むもの、対象年齢が上のものは避けます。また、子どもが外れると場が持たないので、参加賞を全員分そろえる前提で組んでください。カードも3×3にすると早くそろい、飽きる前に終わります。

景品が余ってしまったときはどうしますか?

その場で追加ラウンドを回すか、後日配布にします。どちらにするかは開始前に決めて、司会が把握しておいてください。当日に相談を始めると必ず長引きます。

ビンゴカードは何枚まで作れますか?

ビンゴカード作成は一度に60枚まで作れます。それ以上必要な場合は、何回かに分けて作成・印刷してください。入力した内容がサーバーに送られることはありません。

関連する読みもの・ツール