OBSでキャプチャーボードの映像が映らないときの直し方

分類:映像の困りごと 公開:2026/10/23 更新:2026/10/23

Switch・Switch 2・PS5などのゲーム機をキャプチャーボードでつないだのに、OBSの映像が黒いまま、または何も映らないときの直し方です。映像は、ゲーム機からキャプチャーボード、パソコン、OBSのソースへと順に渡されます。どこで止まっているかを、30秒でできる確認から順に見ていきます。

このページで扱う症状

  • キャプチャーボードをつないでも、OBSの「映像キャプチャデバイス」が黒いまま
  • Switch・Switch 2の映像がOBSに映らない
  • PS5の映像だけが映らない(ほかのゲーム機は映る)
  • メーカーのアプリでは映るのに、OBSでは映らない
  • 前は映っていたのに、急に映らなくなった
  • Macで、キャプチャーボードの映像が出ない

映像は出るのに音だけ入らない場合は、音が出ないときのページのキャプチャーボードの項目を見てください。

画面の名前は、OBS Studio 30以降の日本語表示に合わせています。版によって名前や場所が少し違うことがあります。

まず確かめること(30秒でできる確認)

OBSの設定を見る前に、次の4つを確かめてください。

  1. テレビに直接つなぐと映るか。キャプチャーボードを外し、ゲーム機をテレビやモニターに直接つなぎます。ここで映らなければ、ゲーム機やケーブルの問題です。
  2. ケーブルの向きと差し込み口が合っているか。ゲーム機からのHDMIはキャプチャーボードの「入力(IN)」に、テレビへのHDMIは「出力(OUT)」に差します。逆に差すと映りません。
  3. Switchはドックに入れているか。SwitchとSwitch 2がHDMIに映像を出すのは、ドックに入れたテレビモードのときだけです。Switch Liteはドックに入れられないため、キャプチャーボードでは取り込めません。
  4. OBSで選んでいる機器が合っているか。「映像キャプチャデバイス」をダブルクリックしてプロパティを開き、「デバイス」の欄でキャプチャーボードの名前を選んでいるかを見ます。Webカメラなどほかの機器になっていることがあります。
ゲーム機からHDMIでキャプチャーボードの入力へ、キャプチャーボードからUSBでパソコン、OBSの映像キャプチャデバイスへと映像が渡る図。止まりやすい場所に番号を付けている
映像の通り道。オレンジの番号は、このページの「原因の多い順の直し方」の番号です。

原因の多い順の直し方

1. ほかのアプリやソースが、キャプチャーボードを使っている

キャプチャーボードの映像は、多くの場合、同時に1つのアプリしか受け取れません。メーカーの録画アプリ、ほかの配信ソフト、ビデオ通話のアプリなどが開いていると、OBSには映りません。いったん全部閉じてから、OBSを起動し直してください。

OBSの中でも、同じキャプチャーボードを別々のソースとして2つ作ると、後から作ったほうが映らないことがあります。別のシーンでも使いたいときは、ソースをコピーして、そのシーンで「貼り付け (参照)」を選び、同じソースを使い回します。

2. ソースが止まったままになっている(無効化と有効化)

パソコンがスリープから戻ったあとや、ケーブルを抜き差ししたあとは、OBSが機器をつかみ直せずに黒いままになることがあります。プロパティにある「無効化」を押し、もう一度「有効化」を押すと、機器をつなぎ直します。それでも映らなければ、OBSを起動し直します。

プロパティの「表示されていないときは無効にする」がオンだと、そのソースのないシーンに切り替えたときに機器が止まり、戻したときに少しのあいだ映らないことがあります。

3. PS5のHDCPがオンになっている

PS5は、映像に著作権保護(HDCP)をかけて出します。HDCPがかかった映像は、キャプチャーボードでは取り込めないため、黒い画面になります。PS5をテレビやモニターに直接つないだ状態で、設定 → システム → HDMI を開き、HDCPをオフにします。そのあとでキャプチャーボードにつなぎ直します。

HDCPを切っているあいだは、PS5の動画配信アプリが使えなくなることがあります。そのときは、配信のあとでオンに戻します。

4. 解像度とフレームレートが、キャプチャーボードに合っていない

OBSの公式の案内では、キャプチャーボードが受け付けない解像度やフレームレートを選ぶと、ソースには何も映らないとされています。プロパティの「解像度/FPS タイプ」を「デバイスの既定値」にして試します。「カスタム」にしているときは、「解像度」を1920x1080、「FPS」を60か「出力FPSに合わせる」にし、「映像フォーマット」は「任意」にしておきます。

キャプチャーボードによっては、メーカーの設定ツールで入力の解像度を決めるものがあります。プロパティの「ビデオの設定」ボタンを押すと、その設定画面が開くことがあります。

5. Switch 2・PS5の4K・HDR・120Hzに、キャプチャーボードが対応していない

Switch 2とPS5は、4K、HDR、120Hzで映像を出せます。キャプチャーボードやパススルー先のモニターがその形式に対応していないと、映らない、灰色になる、ちらつく、といったことが起きます。

キャプチャーボードのメーカー(AVerMedia)のSwitch 2向けの案内では、次の順で試すように書かれています。

本体の設定の項目名は、本体の表示で確かめてください。PS5も、同じようにHDRと120Hzを切り、1080pから試すと切り分けやすくなります。1080pで映るなら、キャプチャーボードが4KやHDRに対応しているかを、製品の説明書で確かめます。

6. USBのつなぎ方と、ドライバー

外付けのキャプチャーボードは、つなぐUSBの差し込み口に条件があることが多いです。説明書で必要なUSBの規格を確かめ、USBハブを通さず、パソコン本体の差し込み口に直接つなぎます。別の差し込み口や、別のUSBケーブルでも試します。

パソコンに差し込むタイプのキャプチャーボードや、古い製品では、メーカーのドライバーが必要なことがあります。メーカーのサイトで、新しいドライバーやファームウェアが出ていないかを確かめます。

7. Macで映らない(カメラの許可)

Macでは、キャプチャーボードの映像を取り込むのに、OSの「カメラ」の許可が必要です。OBSのメニューにある「アプリの権限を確認する...」を開き、「カメラ」が許可されているかを見ます。許可を変えたら、OBSを起動し直します。

Macでは、ソースの「+」から「映像キャプチャデバイス」か「キャプチャカードデバイス」を追加します。OBSの公式の案内では、MacではUVC(USBビデオクラス)に対応したキャプチャーボードを選ぶと動きやすいとされています。対応していない製品は、メーカーのMac用ドライバーが必要です。

確かめる順番

テレビに直接つないで映るかどうかで、ゲーム機側の問題か、パソコン側の問題かが分かれます。次の図の順に見てください。

テレビに直接つないで映るか、メーカーのアプリで映るか、1080pで映るかの順に確かめる流れ図
確かめる順番。かっこの中の数字は、このページの「原因の多い順の直し方」の番号です。

それでも直らないとき

よくある質問

映像は映るのに、音が入りません。

Windowsでは、映像キャプチャデバイスのプロパティにある「音声出力モード」を「音声のみをキャプチャ」にします。詳しくは、音が出ないときのページのキャプチャーボードの項目にまとめています。

OBSの映像が、ゲーム機の画面より遅れて映ります。

キャプチャーボードを通すと、少しの遅れは出ます。プロパティの「バッファリング」を「無効」にすると、遅れが小さくなることがあります。そのかわり、映像がなめらかでなくなる場合があります。遊ぶときはテレビ側(パススルー)の画面を見るのが確実です。

Switch Liteの画面を配信できますか。

Switch Liteはドックに入れられず、HDMIから映像を出せないため、キャプチャーボードでは取り込めません。OBSの公式の案内でも、SwitchのシリーズのうちLiteだけは対応していないとされています。