二次会の店選びと人数調整の進め方

二次会は、一次会より段取りが難しくなります。人数が読めず、開始時刻も動き、決める時間もほとんどありません。「当日その場で決める」を前提にした準備のしかたをまとめました。

候補が絞れないときは機械的に決める

ルーレットで決める

二次会が難しい理由

一次会は人数も時間も事前に確定できます。二次会はそのどちらも当日まで分かりません。ここを理解しておくと、準備の方向が変わります。

したがって準備の目標は「完璧に決めておくこと」ではなく、当日に選ぶだけの状態を作っておくことになります。

事前にやっておくこと

  1. 候補を3軒まで絞っておきます。一次会の会場から徒歩5分以内で、人数の幅に対応できる店を選びます。3軒あれば、満席でも次に移れます。
  2. それぞれの営業時間と予約可否を控えます。当日に調べる時間はありません。店名・電話番号・徒歩何分かをメモにまとめておきます。
  3. 人数の下限と上限を決めておきます。「5人未満なら解散、20人を超えたら2軒に分ける」のように、事前に線を引いておくと当日迷いません。
  4. 会費の目安を決めておきます。一次会の案内に「二次会は3,000円程度を予定」と書いておくと、参加の判断がしやすくなります。
予約すべきか:10人を超えるなら予約したほうが安全です。ただし人数が確定しないので、少なめで予約して当日に増やす交渉をするほうが、キャンセル料のリスクを抑えられます。

店選びの条件

二次会の店は、料理より次の条件で選びます。

人数の確認のしかた

「二次会行く人?」と全体に投げても、正確な数字は出ません。手を挙げた人が実際には帰ることもあります。

  1. 一次会の開始1時間後に一度アナウンスします。場所と会費の目安を伝えて、考える時間を作ります。
  2. 終了20分前に個別に確認します。テーブルを回って一人ずつ聞くのが、いちばん正確です。全体への呼びかけは数え損ねます。
  3. 数えた人数をその場でメモします。移動中に増減があっても、基準の数字があれば店に伝えられます。
  4. 行かない人に先に帰ってもらいます。解散の号令を出さないと、帰りたい人が動けません。

候補が決まらないときは

3軒に絞った後、その場で意見が割れることがあります。ここで多数決を取ると、少数派に「押し切られた」感じが残ります。

絞り込みの段階で条件を満たしているなら、3軒のあいだに実質的な差はありません。ルーレットで決めてしまうほうが速く、しかも誰の判断でもないので後を引きません。移動しながらスマホで回せば、歩いている間に決まります。

当日の動きかた

一次会と二次会でタイプを変える

二次会で失敗しやすいのが、一次会と同じような店を選んでしまうことです。同じ形式が2回続くと、後半は完全に消化試合になります。

支払いと立て替えの実務

二次会は人の出入りがあるぶん、精算が一次会より複雑になります。先に決めておくべきことがあります。

  1. 集めるタイミングを決めます。着席してすぐに集めるのがいちばん確実です。会計時に集めると、先に帰った人の分が回収できません。
  2. 端数の扱いを決めます。割り切れない分を幹事が負担する形が続くと、次の幹事を誰もやりたがらなくなります。切り上げて集め、余りは次回に回すと決めておきます。
  3. 立て替えの上限を確認します。個人のカードで払う場合、金額によっては限度額に当たります。事前に確認しておきます。
  4. 領収書をもらいます。経費で処理する可能性が少しでもあるなら、その場でもらっておきます。後日は出してもらえません。

三次会に進むかの判断

二次会の終盤で必ず出る話です。判断の基準を先に持っておくと、だらだら続きません。

幹事を分けるという選択

一次会と二次会の幹事を同じ人がやると、一次会の終盤に会計・人数確認・店への連絡が同時に発生します。物理的に回りません。

参加しない人への配慮

二次会は任意参加ですが、断りにくい空気が生まれやすい場面でもあります。

  1. 「行かない」と言いやすい聞き方をします。「行く人?」と全体に聞くと、手を挙げないことが目立ちます。個別に聞くほうが答えやすくなります。
  2. 理由を聞きません。「なんで?」と返すと、断ることのコストが上がります。
  3. 解散の号令を明確に出します。これがないと、帰りたい人が帰るきっかけを失います。
  4. 後日、二次会の話をしすぎない。参加しなかった人が疎外感を持ちます。

季節ごとの注意

二次会の難しさは時期によって変わります。同じ段取りでも、季節が違うと詰まる場所が変わります。

解散のさせ方

二次会でいちばん残るのが、終わり方の印象です。だらだらと人が抜けていく形で終わると、まとまりのない会だったという記憶になります。

  1. 終了時刻を先に伝えます。着席したときに「○時で終わります」と言っておくと、参加者が自分の帰りを組み立てられます。
  2. 30分前に一度声をかけます。会計の準備と、まだ話していない人に話す時間を作れます。
  3. 締めの一言を入れます。短くてかまいません。区切りがあると、帰る人が動きやすくなります。
  4. 帰る方向ごとにまとめます。同じ路線の人を把握しておくと、一人で帰る人が減ります。

よくある質問

二次会の参加率はどのくらいですか?

一次会の参加者の4〜7割が一般的な幅です。金曜や年末は高め、平日や翌日が早い日は低めになります。予約する場合は少なめに取って、当日に増やす交渉をするほうが安全です。

予約は必要ですか?

10人を超えるなら取ったほうが確実です。それ以下なら、候補を複数持っておけば当日でも入れます。

会費はどう決めますか?

3,000円前後を目安に、一次会の案内であらかじめ伝えておきます。当日に金額を言うと、参加をためらう人が出ます。

行く店が決まらないときは?

条件で絞った後の候補に大差はありません。ルーレットあみだくじで決めると、誰の判断でもなくなるので納得が得られます。

途中で帰る人がいる場合の精算は?

先に会費を集めておくのがいちばん簡単です。個別会計ができる店を選んでおくと、帰るタイミングで清算できます。

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