くじ引きの作り方|紙・アプリ・Webの使い分け

くじ引きは、作り方より「疑われないこと」が本体です。当たった人が喜ぶより先に、外れた人が納得できるかで成否が決まります。紙・アプリ・Webそれぞれの向き不向きと、公平に見せるための作法をまとめました。

一度引いたくじは二度と出ません

くじ引きを使う

まず決めるのは「何を決めるくじか」

くじ引きと一口に言っても、目的によって必要な性質が違います。ここを取り違えると、道具選びも間違えます。

目的必要な性質
当たりを決める当たりの本数が固定されている景品抽選、プレゼント企画
順番を決める全員に必ず1つずつ行き渡る発表順、席順、当番
組み合わせを決める人と物を1対1で結ぶ担当決め、プレゼント交換
1つずつ呼び上げる一度出たものが二度出ないビンゴの番号、抽選番号

このうち下の3つは「重複しない」ことが絶対条件です。ここを満たさない方法を選ぶと、途中でやり直しになります。

紙のくじ

向いている場面

人数が少なく、引く行為そのものを見せたいときです。手を伸ばして引く動作には、画面をタップするのとは違う納得感があります。景品の発表を段階的に盛り上げたい場面にも向きます。

作り方

  1. 参加人数と同じ枚数を用意します。余らせると「引かれなかった当たりがあったのでは」と疑われます。ぴったり作るのが原則です。
  2. 裏から透けない紙を選びます。薄い紙は光にかざすと読めます。折るだけでなく、二重に折るか厚紙を使います。
  3. 形と大きさを完全にそろえます。当たりだけ折り目が違う、といったことが起きると台無しです。同じ用紙を同じ寸法で切ります。
  4. 箱に入れて全員の前で混ぜます。この工程を見せることが、公平さの説明そのものになります。

注意点

アプリを使う

スマホのアプリは、機能が豊富で見た目も凝っています。繰り返し使うなら選択肢になります。

Webで引く

ブラウザで開くだけの方式です。インストールも登録も要らないので、その場に集まった人に画面を見せながら進められます。

  1. くじの中身を1行ずつ入力します。「当たり」「はずれ」でも、景品名そのものでもかまいません。エクセルやメモ帳からの貼り付けがそのまま使えます。
  2. 引く人の名前を入れます。名簿を貼り付ければ、誰が何を引いたかが一覧で残ります。空欄のままなら「1人目」「2人目」と数えるだけになるので、番号の呼び上げにも使えます。
  3. 順番に引きます。くじ引きは一度出たものが二度出ない方式なので、重複の確認が要りません。
  4. 結果を全員に見せます。画面をそのまま見せられるのがWebの利点です。誰が何を引いたかが一覧で残るので、後から確認もできます。
入力した内容について:くじの中身も名前も、サーバーには送信されません。すべて操作している端末の中だけで処理されます。社内の名簿を貼り付けても外部に出ることはありません。

方法の選び方

アプリWeb
準備時間長い中(初回のみ)ほぼゼロ
参加者の手間なしインストールなし
重複の防止作り方次第自動自動
やり直し作り直しすぐすぐ
記録が残る残らない残る残る
向いている人数〜20人制限なし制限なし

「本当に公平か」と聞かれたら

金額の大きい景品や、当番のように負担が伴うものを決めるときは、必ずこの疑問が出ます。答え方を用意しておきます。

場面別のおすすめ

やり直しを求められたときの対応

結果に不満が出て「もう一回」と言われる場面は必ずあります。その場で判断すると、必ず角が立ちます。

  1. 始める前に方針を宣言します。「引き直しはありません」と最初に言っておけば、それが全員の前提になります。
  2. 例外を作らない。一度でも認めると、以降すべてに適用しなければ不公平になります。
  3. やり直すなら全部やり直す。特定の人の結果だけ引き直すのは最も揉めます。全員分を最初からやります。
  4. 交換は当人同士に任せる。結果が出た後の交換は、本人たちが合意するなら問題ありません。幹事が仲介すると、判断が入ります。

景品名を直接入れる使い方

「当たり・はずれ」ではなく、景品名そのものをくじの中身にすると、抽選と発表が一度で終わります。

景品の本数と配分の考え方はビンゴの景品と予算配分にまとめています。

オンラインで引くとき

その場に集まっていない状態でくじを引く場合、公平さの示し方が対面より難しくなります。

くじを使わないほうがいい場面

公平に見える一方で、くじが適さない場面もあります。

よくある質問

くじの本数は人数ちょうどにすべきですか?

紙で作る場合はちょうどにします。余ると「引かれなかった当たりがあったのでは」という疑いが残ります。Webの場合は残りが画面に出るので、この問題は起きません。

同じ人が続けて当たってしまいます。

くじ引き方式なら一度出たものは二度出ないので、続けて当たることはありません。ルーレットのように毎回全員から選ぶ方式を使っている場合は、当選者を除外する設定を使ってください。

結果を後から確認したいのですが。

くじ引きは誰が何を引いたかが一覧で残ります。画面を閉じるまでは見返せるので、発表後の確認に使えます。

会場にWi-Fiがなくても使えますか?

ページを一度開いてしまえば、その後の操作は通信なしで動きます。会場に着く前に一度開いておくと安心です。

名簿を貼り付けても大丈夫ですか?

入力内容はサーバーに送信されず、端末の中だけで処理されます。社名や個人名が含まれていても外部には出ません。

人数が多いときの上限は?

行数の上限は実用上ほとんど気にする必要がありません。ただし画面に一度に表示できる量には限りがあるので、100人を超える場合はグループを分けて引くほうが進行しやすくなります。

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